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2012年7月 1日 (日)

読書感想文 ~湊ようこ 『たとえ許されない恋だとしても』 (コバルト文庫 2012.7再読)

前作のレビューがなぜか良くブログ検索されていたので、この作品も読んでみました。古代マケドニア風の架空の国を舞台にした歴史物ラブロマンスの王道を貫く良作です。

王である異母姉を助けるため女の身で副将軍を務め実力から<明星(アーシュティルティ/戦を司る女神)>の二つ名を持つレイアは、次の戦の為に春の祝祭で賑わう中立国を訪れた。自分の素性を隠しつつ街を楽しむ彼女はやはり身分を隠して訪れていたリギュロンという男と出会い、恋に落ちる・・・次の祝祭で再び会うことを約束して・・・しかし、二人が再会するのは、お互いに予想もしない場所だった…


主人公レイアが、祝祭の一日で男と深く恋に落ちる様子がとても好ましく描かれていて、その後の運命の皮肉が二人を翻弄する様に説得力がある。
二人の運命が別々の方向に進み始めるあたりはとても読み応えがありました。

が、良い設定なのに結末に向けて一息に進んでしまって、ちょっともったいない感がありました。
レイアの恋の相手・リギュロンが何を思って将軍まで上り詰めたのか、もう少し丁寧に書いて欲しかった。(彼がどういう風に国について考えているか、という辺りは丁寧に表現されていたので・・・とくにそう感じるのかも)

前作でも感じたのですが、文庫本1冊で収めるには、設定がもったいないと思います。
挿話として描かれる彼女の副官と敵対してきた国の女性の結婚や、クーデターなど、じっくり読みたいエピソードが満載です。

次回作も期待します。

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