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2010年6月11日 (金)

横浜美術館 ~ポンペイ展 世界遺産 古代ローマの奇跡~

Ca3c0145_1 横浜美術館で開催された『ポンペイ展 世界遺産 古代ローマの奇跡』 に会期末ぎりぎりに滑り込んできました

ポンペイは西暦79年にヴェスビオ火山が噴火し、その火山灰によって一瞬にして人々の生活が閉じ込められてしまった町。本来なら風化して消えてしまう2000年も前の文化がまるでタイムカプセルのように、鮮やかに目の前に存在していて、その文化度の高さに驚きのため息が出ます。

日本はちょうど「漢委奴国王」の時代…文字で人々の生活がどんなものであったのか、伺い知るには中国の歴史書にほんのわずか記録があるだけで、あとは発掘の成果から想像するしかない時代なのですが…

ポンペイの裕福な市民の邸宅は、色鮮やかなフレスコ画が室内を彩り、総大理石造りのゆったりした湯船に何時でもたっぷりのお湯を使ってくつろげるようになっており、日夜開催される饗宴では花鳥をあしらった贅沢な銀食器で来客をもてなしていた。 2000年もの隔たりがあると思えない生活ぶりなのです。これらはもちろん一部の富裕者のものですが…それにしても生活をとても楽しんでいたように思えます。

『古代の遺物を展示する博物館が来館者を惹きつける大きな理由は、先人たちと自分たちとの違いのありかたを探ろうとする好奇心と、結局のところはそれほどの違いはないと知って得られる安心感とにあるのです。自分を取り巻く環境をより暮らしやすく、快適にしたいと考える人間の思いは、どれだけ年月が経とうとも変わることはありません。(ナポリ国立考古学博物館館長 ヴァレリア・サンパオロ氏 『ポンペイ展』公式Webサイト「メッセージ」より)

この言葉に尽きると思います。

さて今回の展覧会の「展示」についての感想。
展示全体が淡々と小さくまとめられていて、当時の人々の生活の 「熱」 を感じることができず、少々不満。人気の遺跡がテーマの展覧会だから、入場者も多く、非常に窮屈だった。
日本のポンペイ発掘隊の成果 (遺体跡の石膏模型)や、ギリシャ風の大理石彫刻が壁面に並べられてしまって、360度から観ることができない作りで非常にもったいなく残念。壁に並べるだけなら誰にでもできる。キャプションも小さくて少ないから音声ガイドは必須。
これで入場料1,400円、キャプション代わりの音声ガイド500円は非常に高い。

遺物を並べるだけでなく、見せる方法ももう少し追求すべきだと思う。天井の高さがないから欧米の美術館のような解放感は難しいけれど、横浜美術館の大ギャラリーのような場所に、大理石の彫刻たちが並んでいたら、とても素敵だったろうなんて思います。(もちろん温度管理や湿度管理が難しいのは重々承知しています。)大理石のお風呂も…目玉展示の割に、人が増えたら危険な置き方だったと思います。企画展でマスコミがお客さんを連れてきてくれるからと言って、手抜きはなしでお願いします。

逆に。横浜美術館の常設展がとっても良かった。
シュールレアリズムは正直、意味がわからなくて苦手ですが、わからないなりに 「なんだなんだ?」 ととても興味が湧き、かなり長い時間、マグリット『王様の美術館』に見入ってしまった。今後は常設展に注目してみようと思います。

さて、今回のスイーツなお楽しみは~横浜美術館併設のCafe小倉山にて。

Ca3c0144_1 ポンペイ展開催期間限定プレート「ヴェスビオ」
甘酸っぱいクランベリーソルベが温かく濃厚なフォンダンショコラに絡まって、まるで煮えたぎる溶岩のように流れ出す、限定スィーツプレートです。
かなり、好いです。絡み具合がちょうどよくて。深めに淹れたコーヒーが欲しくなります。
が!スイーツプレートなのにコーヒーがセット価格にならなかったので…星マイナス1。
明るくて開放的な室内もなかなか良いので次回は別メニューを試しましょう。

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